エッセイ VOL.15 薬でうつは治らない?

厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、平成26年に医療機関を受療したうつ病・躁うつ病の国内総患者数は約112万人という結果が出ています。

1996年の43万人から右肩上がりで増え続けていて、なんと20年間で3倍近くも増加しています。

患者数の増加が多かった糖尿病(約1.5倍)、高血圧性疾患(約1.4倍)とうつ病・躁うつ病を比べると顕著に差が現れていることが分かります。

うつ病・躁うつ病の受療した人を年代別に見ると、トップは40代で、全体の19.6%を占めていました。この数値は平成26年の人口構成比(40代は全体の14.5%)を大きく上回ります。

以下順に、60代(全体の17.3% 人口構成比14.3%)、50代(15.4% 人口構成比12.2%)と続き、40代から60代といった壮年層の割合が高く、いずれも人口構成比より高い数値となっています。

この結果から、いわゆる勤労世代の中でも、特に職場の中核となる40代、50代でメンタルヘルス障害の発症者が多いことが見て取れますね。各職場においても、発症予防のための具体的な対策が求められます。

ただ、そんな中でさらにショッキングな事実もあります。実はうつ病患者の4分の3は医療機関を受診していないと報告されているほか、一説ではうつ予備軍を含めると1000万人を越えるとも言われています。こうしたうつ病患者の増加に伴い、心理カウンセリング・精神科・心療内科の数も増え続けているという統計が出ています。

1000万人も該当するとなれば、日本の人口は1億3千万人弱ですから日本人全員の13人に一人はうつ病ということになってしまいます。もちろん予備軍や潜在的な素養を持つ人を含んでということですが。

そう考えると心理カウンセリング・精神科・心療内科の数がまったく足りていないとも言えます。

しかも、精神科・心療内科には診療ルールがあって、宮島賢也さんという精神科医が自身の書籍で語るには

「一般的に精神科・心療内科を受診すると、医師は患者さんの症状を聞いてアメリカ精神医学会による診断基準に照らし合わせて診断していきます。一定の症状が当てはまれば、あとは治療ガイドラインに従って薬を処方するだけです。

イギリスなど薬物療法よりもカウンセリング優位に治療を進めていく国もありますが、日本ではとくにこの“マニュアル化”が顕著で、初診でもガイドラインに従って薬を処方します。確かに薬を飲めば一時的に症状を押さえつけられるかもしれませんが、薬が無くなればまたうつがぶり返すのは当然のこと。うつの根本を治せずにクリニックに通い続けている患者さんが多いんです」

との事で、この宮島賢也さんという精神科医自身も7年間の投薬による治療を続けてきたがうつを克服できなかった経験があるといいます。

さらには、「なかには3分ほど患者さんの話を聞いただけで“うつ”と診断し、とりあえず抗うつ剤や睡眠薬をドサッと出しているクリニックも少なくありません。『うつをなんとかしたい』と必死の思いで病院に駆け込んでも、薬を大量に処方されるばかり。“騙し騙し”の状態でまた社会に戻っていかなければならなくなってしまいます」とも発言していて、

皮肉なことに、こうして流れ作業的に診断書を出してくれる病院は”詐病”で休職を狙う人々にとっては都合が良いということで、ネット上で口コミが広がり客足が伸びているケースさえあるようです。

投薬治療によって、今現在うつで苦しむ患者の“つらさ”が緩和され、一定の効果が得られるのは事実だろうと思います。しかしそれらは一時的なもので、根本からの改善につながることは難しいと宮島先生は考えます。では、国内に1000万人以上いるとも推測される“潜在うつ”の人々は、どのようにうつと向き合っていくべきなのでしょうか?

「そもそもうつは『このままの生き方を続ければいよいよあなたが潰れてしまいますよ』という心からの警告。その警告を無視して無理を続ければ、自殺という最悪の結末にも繋がりかねません。うつのきっかけは人それぞれですが、根本から治すためには一度立ち止まってうつの要因である“過去の記憶”を解消し、本当の自分に気付く必要があります。

そうした作業のために心理カウンセリングが一番直接的で効果的だと考えますが、あまり早期に精神科・心療内科に行くのは怖い部分があります。『ちょっと気が落ち込んでやる気が出ないな』くらいの状態で精神科・心療内科に行くと、早々にうつと診断されて長い投薬治療が始まってしまいますからね」

食生活や睡眠、そして誰かと話すこと。ストレスや我慢を溜めすぎず発散できる何か、誰かに救いを求めることが一番の手段です。

心理カウンセリング、そして悩み相談という【話す・聞く・聴く】という作業がこれからさらに求められていくと思います。

——————–

一人でも多くの方の目に留まりますように・・・

朝・昼・夕方、夜も深夜も朝方でも
いつでも大丈夫な24時間対応
大津市・草津市・長浜市・東近江市・彦根市・甲賀市
京都市・宇治市・亀岡市・舞鶴市・城陽市・長岡京市
奈良市・橿原市・生駒市・大和郡山市・香芝市・天理市で
利用者が増えています!

電話受付/面談/電話相談対応の
【滋賀悩み相談室】です。

 HP → http://ok-nayami.net/
ブログ → http://ok-nayami.hatenablog.com
TEL → 080-8519-1481(カウンセラー直通)
メール → メールでお問い合わせ
※メールだけでなく電話受付も相談も24時間対応

お問い合わせ・ご予約・カウンセリングの数が増えております。
完全予約制・有料サービスということをあらかじめご理解の上で
お問い合わせ・お申し込みをお願いいたします。

滋賀/京都/奈良/大津/草津/悩み相談/人生相談/人間関係/家庭環境/会社職場/学校部活進路/家族夫婦兄弟姉妹/性SEX

error: Content is protected !!