お知らせ

次のお休みの日などを
お知らせしていきます。

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. 相談員が相談に来る相談室

相談員が相談に来る相談室

滋賀の悩み相談-人生相談室です。

こういうのもお知らせ?になるんでしょうか。

最近というか、もう去年?一昨年?ぐらいからですが、ウチじゃないところで悩み相談、人生相談を受けることを仕事にしている方が来られる機会が増えています。

というのも、相談員からして『相談者が理不尽で怖い』と思うことが多いとのことで、少し難しい話になります。

例えば、最近ニュースでもあった『りゅうちぇるさんが自殺』の件。

直接的なトドメになったきっかけはわからないものの、恐らくはそれまでに受けてきた誹謗中傷が大きな心の傷となったんだろうという見方が大勢ですが、

それについて、『名のある人が、顔と名前を出して、直接りゅうちぇるに批判でも意見でもしたならば、それは誹謗中傷になりにくく、りゅうちぇるも聞き入れるだろう』と。

しかし『不特定多数のどこの誰ともわからない匿名希望者のツイッターやニュースサイトへの書き込みは、完全な理解と擁護以外は全部が攻撃になっていたであろう』というのが専門家の見立てです。

私もそう思います。批判してないようで、ケチをつけていないようで、でもチクっとわざわざいらないことも言っているという人はすごく多い印象で、

そういう人は攻撃意識はなく、それどころか「いやいや!むしろ理解した意見を書き込んでいましたけど!?」と平気で言う場合がほとんど。

というか、全員といっていいほど当事者意識はないだろうなと私は思っています。

死ぬまで追い詰めるようなイジメをしておきながら、殴ったり蹴ったりしている訳じゃないからイジメているつもりはないという考え方ですね。

例えば、実際の書き込みであった例としてこういうのをどう思いますか?

【そろそろ世界的にも性の自由は認められるべき。だからりゅうちぇるの自由にしていいと思う。ただ、ペコちゃんと息子さんが不憫なのは否めないけど、これはあくまでも個人的な意見です】

私はこういうのが大嫌いです。

りゅうちぇるさんも攻撃にしか受け取ってなかったでしょう。

結局はケチをつけてる。しかも「あくまでも個人的な意見です」って、なんと卑怯な。

個人的と言えば全員が個人的な意見ですよ。けど不特定多数の匿名希望者が「個人的な意見」という完全武装の鎧を身にまとって、自分は何も言われたくない、どこの誰とすら知られたくない、でも遠いところから身勝手すぎる攻撃をしたい。そういうことになる。

こんなのを何千、何万、何十万と喰らえば誰でも追い詰められて苦しい思いをします。

誰のどれがダメージが大きくて、誰のどれが決定的になったのか、またはその後押しとなったのか、こんなこと特定しようがありません。

だからこそ匿名での書き込みというのは大きく罪深いと私は思います。

ちなみに私はHPでの日記や雑誌等でのコラム、本の執筆をすることはあっても、ツイッターはやっていないし、ニュースサイト等への書き込みをしたことはありません。これからもしません。

りゅうちぇるさんのご冥福をお祈りします。

と、

前置きが長くなりましたが、先述で言う不特定多数の匿名希望者のスタンス(立場)での相談が全国的に、全年代的に増えているようで、

相談員からすると(いや、アンタ陰で文句ばっかり言ってるけど、まず自分のことをちゃんと頑張ってから堂々と言ったら?)と思ってしまう人が多くて困惑する、という相談員からの相談が増えているんです。

ちなみに私自身は日常の相談業務に於いて、まだそこまでは感じていませんが、まぁわからなくもないなーと思いながら聴いています。

NPO法人が窓口となる無料相談所や、役所が受け付ける無料相談所でそういう相談員が疲れてしまう相談者が多い印象です。

無料で相談できる場所には、あまりにも気軽に文句が言いやすいんでしょうか。

相談員が悪い訳ではないんですが、難しいところです。

自己中だろうが妄想だろうがひたすら聴いてほしいだけの「愚痴聞き屋」的な役割とは違って、『できたら何とかしたい』ゆえの相談員だと思うので、ゴールが見えず、自分勝手な文句ばっかり言う人に疲れるといった状態のようです。

需要と供給が噛み合ってないという表現が合うかもしれませんが、それでも状況を良くしてあげたいから親身になる相談員と、そんなこと望んでないとトコトン筋のズレた文句しか言わない相談者という組み合わせが増えているとか。

それも今の世の中を現しているのかなぁなんて思う今日この頃です。

ウチとしては、そういう相談者が来ても親身に対応して出来るだけ柔らかく穏やかになっていけるように接するしかないなぁと思います。

何に対しての不満で愚痴のカタマリになっているのかを紐解いて、ほぐしていく。相談者もずっと不機嫌なのは辛いでしょうし。

あ、「何とかしたいんじゃない。ただ愚痴を聴いてほしい。それでいいのかな?」と思うなり、そう確認してみるようにします。

うーん。相変わらず出来る限りを尽くしていく毎日です。

滋賀の悩み相談-人生相談室でした。

お知らせ

お知らせ一覧
error: Content is protected !!