気まぐれ日記

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草津,同和問題,部落差別

草津市の方の懺悔を聞く

滋賀の悩み相談-人生相談室です。

 

滋賀県内で生まれ育ち、今は草津市に住んでいる60代の男性の話です。

 

草津さん(仮)は家庭環境や教育環境の中で「部落差別」「同和問題」に敏感なんだそうです。

 

滋賀出身ではない私としては、これまでもたまに「滋賀は部落意識が強い土地がある」とか、「今もその影響を気にする人は結構いる」というのは何度か聞いてきていました。

 

草津さんは、その差別意識を強く受ける地域で生まれ育ったようで、差別や区別を感じると瞬間的に怒る、というか怒るのを通り越してキレるに近い感情になってしまうそうで、

 

今までに2回の事件を起こしたことがあるそうです。

 

※その話を聞いて、まず私自身はキョトンとして普通に聞き入れていったのですがその反応は嬉しかったそうです。私は知らないので普段通りに耳を傾けたのですが、草津さんには「第一印象でバカにされなくてよかった」と思ったそうです。

 

※この話をここで書くことは承諾を得ています。

 

2回の事件・・・

 

1回目は、出身地を言った時に鼻で笑われてカチンときたということで暴力を振るって警察を呼ばれたそうです。相手は「バカにしたつもりはなかった」とのことです。

 

2回目は、同僚同士の世間話の中で「〇〇のヤツには近付いたらアカン、ややこしいでな」と、草津さんのことを言っているのではないけれど、その出身地のことを話していたのを聞いた時。すぐに直接的な行動に出た訳ではなく、陰で車のタイヤをパンクさせるとか、荷物を隠して捨てたりなどの嫌がらせをしてしまったそうです。徐々にエスカレートしてしまい結局はバレたそうです。

 

そして2回とも警察にお世話になってしまった草津さん。

 

じゅうぶんに反省はしているものの、でもどうしても相変わらず沸点は低くて、今後またスイッチが入らないとも限らない。

 

もちろん何もしたくはないし、何も気にせず生きていきたい。

 

滋賀県を出ることも考えたけれど住み慣れた地元に愛着があって、金銭面で実家を出るに出られない。結婚はしてなくて親の面倒を見る必要もある。

 

滋賀県で生きていく、今の草津に住んでいく、そんな中もう部落差別に敏感に反応してしまうのはしんどい。

 

そうでしょうね・・・

 

というか、えっ。今は草津に住んでるんですよね。実家として引っ越した、草津は地元ではないということですよね?

 

だけど地元に関して今も敏感?それは、捉われすぎてますね、しんどいと思います。

 

悩み相談というか人生相談の方向性としてはアンガーマネージメントということになっていきますね。

 

意識の方向からまず変えていきたいと思います。

 

最低限であり最高の目標は、怒らない、キレない、暴れない、誰にも攻撃しないこと。

 

もし誰かに攻撃されたと感じても(物理的に暴力は受けないとして、言葉や表情、ニュアンスで差別を感じたとしても)、まずグッと飲み込んで「さて、どう反応するか?」という一息をつくこと。

 

そもそも反応しないようになるのが理想ですね。

 

そして、最初から感じていたんですが、同和問題、差別意識という事柄に関して

 

誰かが攻撃的なのではなくて、当事者である人が一方的に敏感な場合が多いこの問題。

 

つまり該当地域以外の人は何も気にしていないし攻撃してるつもりもない。

 

けれど該当地域に住んでる・住んでた人が敏感に差別意識を受けていると過敏に想像しすぎてしまう。

 

問題の起点はそもそもこうであることが多い部落問題。

 

私自身は何の偏見も差別もなく、区別すらありません。

 

白人と黒人にすら優劣を思わないし、男女の上下も考えない。

 

まして出身地で何が違うというのでしょうか。

 

何かがどうにか違うという分け方をするなら、「人が違う」だけのことであり

 

学歴のいい賢くない人もいれば、中卒でも仕事ができる人もいる。

 

家事が得意な20代の新妻もいれば、60代になっても料理をしないお母さんもいる。

 

世のため人のためにボランティアをする人もいれば、利権と都合でしか考えない政治家もいる。

 

正義感の強い不良もいれば、問題を起こす警察官もいる。

 

全ては人によるし、場合や問題によりますよね。

 

同じ人であっても昨日まで超善人だったけど今日もしかしたら居眠り運転で誰かを傷付けてしまって相手家族に嫌われ恨まれてしまうかもしれない。

 

刑務所に入ったことがある人が、今は改心して全力で潔癖に生きようとしているかもしれない。

 

想定しようがない色んなケースがあります。

 

そんな中、出身地だけで判断して鼻で笑って誰かをバカにするような人が仮にいたとして、そんなのを相手にする必要があるでしょうか?

 

草津さんが今までどれほどの悔しい思い、悲しい思い、関係ないのに差別を受けてきた思いがあるのか計り知れませんし、スッキリするなら時間をかけてでも全部を聴きます。

 

が、今なおそれに捉われていることが悲しいじゃないですか。

 

同和問題、部落差別、その意識からまずは草津さん自身が解放されていいハズです。

 

アンガーマネージメントはそれからです。

 

簡単なことじゃないとは思うけど、捉われ続けるよりは解放されたいと思って進みましょう。

 

進学、恋愛、就職、結婚、身内付き合いなど人生の事あるごとに影響してくることもあるというのも何度か聞きましたが、悲しいことです。

 

そんなこと気にせず生きたいものです。

 

草津さん、ちょっとずつ頑張りましょう。

 

しんどいことを嫌がりましょう。

 

滋賀の悩み相談-人生相談室でした。

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