気まぐれ日記

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滋賀の悩み相談室

新卒が陥る状態、激増中

滋賀の悩み相談-人生相談室です。

約4ヶ月ほど前から50代の女性が通ってくれています。

内容は『娘の心配』です。



まだ結果として統計が発表された訳ではないですが、2023年の新社会人の1年目での実質離職率は約34%と見込まれています。

直近3年以内の最新離職率は56%だそうです。

3人に1人が1年も続かない現実。

もう半分以上が3年も続かなくなってきている現実。

その悪いパターンに当てはまる子が滋賀・京都の身近でも増えてきています。



今年の春に大学を卒業、新社会人として就職した22歳の娘さんのことですが

子供の頃から心配な面がいくつかあるそうで。

良く言えば判断力があって引くことができる。悪く言えば諦めが早くて努力しきれない。

良く言えばリスクカットで友達付き合いに深入りしない。悪く言えば親友ができない。

良く言えば何に取り組むにもそれなりの結果を出せる。悪く言えばこなせそうなこと以外にやる気が起きない。要はできることしかしない。

基本的にコミュニケーションが苦手というか、少し冷めているところがあって、誰とでも初対面はソツなく接せれるものの、慣れてくると距離を取ろうとしてしまう。

だから小中高大と仲良しがいるようでいない。

いざの際には真剣な悩みに置いて、誰にも相談しないしされないキャラ。

良く言えばイマドキの子。悪く言えば不器用な子。

そんな娘さんが大学を卒業する段になって、『就職うまく続くかな』と心配してたそうです。

何が?とお母さんが聞いたら、『いや、まだ何もわからへんけど、ちゃんと続くかなぁと思って』と。

わからなくもない。今まで学生という身分だったのが、これからは社会人として、大人として扱われるようになる。

それにアルバイトとは違う、仕事が本業になっていく生活。

誰でも不安や心配はある。

ただ、お母さんはもう少し深読みして、(この子の心配はピントがズレてるのでは?)と思ったそうです。

どういうことかと言うと

まだ誰にも自己紹介をしていない。誰からも自己紹介をされてない。もちろん話してもない。基本のキも出来るかどうかわからない。

そりゃ当たり前。まだ入社初日すらまだなんだから。という時期。

だからお母さんは『そんなこと今から気にしても仕方ない』とアドバイス。

そして娘さんの不安は、お母さんの心配通り大きくなっていって

まだ入社初日を迎える前の3月末の時点で『怖い。ムリそう』と言い出したそうです。

お母さんからすると意味がわからない。

胸を躍らせて楽しみに期待しなさいとも言えない時代とは言え、まだ始まってもないことを怖がるのは対処の仕様もない。

やはりお母さんが最初に心配した、ピントがズレた不安を抱えているっぽいというのは的中していました。

私が思ったのは、

同期と仲良くできるかな、指導係の先輩は丁寧に教えてくれるかな、上司は良い人かな、とか

教えられた仕事をきちんとこなせるかな、とかそういう心配なら自然だけれども、

あまりにも何もわかってないうちから、言い方が『就職うまく続くかな』は違和感がありますね。

そう言うと、お母さんは「そうでしょう!?」と。

漠然と全体的に〇か×かで考えすぎてるということですね。

娘さんの中で、何年続けば〇なのか、どれぐらいウマくいけば〇なのか、基準や設定もわかってない中で、なのに『うまく続くかな』は超えられないハードルを最初から設定してるようなもので、

後ろ向きな姿勢で不可能に挑戦するようなものです。

なので「そんな考え方ではうまくいく訳がない」と大人は叱るなり指導するなりして姿勢を正してあげたいところですが、

「子供じゃないんだから、もっとしっかりなさい」と言うのが厳しすぎる昨今。

平気で30代40代の大人でも不安のカタマリに陥ります。

ですので今回の娘さんが思う不安も珍しくはないのです。



案の定というか、よくないことですが

娘さんは初出勤の夜に不安で怖くなり、翌日から出勤できず。

みんながみんなそういう感じになる訳ではないですが、今回の娘さんはお母さんが危惧してきた通り「ちょっと弱いところがある子」ということですね。

イマドキの子の中でも弱りやすい、気にしやすい子ですね。

そして娘さんは頑張れる日は出勤、無理そうなら欠勤、日によっては早退。

娘さんなりに頑張っています。

しかし同僚や上司からすると腫れ物扱いにどうしてもなってしまうし、戦力としてアテにできる訳がない。

それでも娘さんなりに頑張ろうとするんですが、徐々に周囲の目が変わっていきました。

冷たいんではないけれど、優しいんだけれど、相手にされなくなっていってるのを実感していくし、そうにしか思えないように追い詰められていきます。

もちろん同僚や上司など会社の人たちは娘さんに攻撃している訳ではないと思います。

ただ、娘さんを戦力に数えられない、人数としてアテにできないのも仕方がない。



娘さんは入社4日目から『辞めたい』と言い出していました。

それでも両親とお兄ちゃんが励ましつつ応援してきて、なんとか3ヶ月経って今です。

娘さんはとうとう『お母さんらが頑張れ頑張れって言うから私は追い詰められるんや!もう死にたい!』と言って泣いたそうです。

もう両親もお兄ちゃんも何も言えません。

そして親としては『そこまでしんどいんなら辞めたらいい。アンタの身体と心の方が大事や』という流れになります。

娘さんはそれはそれで罪悪感のような、申し訳なさで泣きます。

もうムチャクチャです。



YouTubeを見ても、テレビを見ても「良い会社が見つかる!あなたが活きる会社を探そう!」と転職の情報ばかりが目につきます。

娘さんは『会社が悪かっただけで私に合う会社が他にあるのでは?』と思い、奮起して転職活動をしています。

会社は休みっぱなしです。

お母さんからすれば『どこに行っても同じようになる。ウチの娘が通用する訳がない。でも何も言えない』とウチで嘆きます。

悩み相談室に来てくれているのは娘さんではなくお母さんなんです。

最初の心配通り、この4ヶ月ほどの流れはお母さんが想像した通りになっています。

しかし止められませんでした。

娘さんのネガティブが勝つというか、どうしようもない流れで悪い方に向くんです。



娘さんは実際に転職しました。

転職エージェント?相談役みたいな担当がついて、適性に合う転職先を紹介してくれたそうです。

娘さんなりに『今度こそは!』と自分なりに張り切って頑張りだしましたが、すぐに心が折れてまたダメになっています。

当然です。

人付き合い、仕事を覚える、社内社外を問わず最低限、求められるものは共通していますが、

その最低限がこなせる適性が足りていないからです。

しかも新卒での初就職じゃない。もう逃げ癖がある、辞め癖がると勝手に思い込まれる。

給料や待遇も下がらざるを得ないからそれが自信への評価となって突きつけられる。

本人のモチベーションを無理やり下げられる。

余計に行く訳がない。

そして目につくものはまた転職サイトや転職CM。

親としてどう接して、どう何を言ってあげればいいのかわからない。

近々やっとこさ娘さんがウチに来てくれる予定になっています。



こういうことって珍しくなくなっていて、能力や人柄や身だしなみや常識などの前に

最低限の基準を下回るモチベーションや考え方の子(人)が激増しているんです。

どうすれば、まず自然に環境に馴染んでいくというだけをしていけるようにというお話をしていければというのが課題なことが増えています。

何かができないからダメなんじゃない。

失敗したからダメなんじゃない。

そもそもダメじゃない。

まだ何も始まってないよ、というのが増えています。

しかしそれは、本人が悪いわけではない場合が多いです。

親が悪い訳でもない場合が多いです。

世の中、常識、普通があまりにも閉鎖的で排他的で、楽しみや希望や期待を持たせないのが悪いんです。

しかし、そんな中でも生きていかないといけない。

—今後も出来る限り親身に寄り添って生きる元気を持たせてあげれるように努力していきます。

滋賀の悩み相談室-人生相談室でした。

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